もしカナダ女子サッカーチームが上訴に成功して勝点6を取り戻せば、日本女子サッカーチームはノックアウトステージを逃すことになるかもしれない
日本のメディア『ヤフースポーツ』は、もしカナダ女子サッカーチームが異議申し立てに成功し、減点ポイントを取り戻せば、日本女子サッカーチームはこのオリンピックのノックアウトステージを逃すことになるかもしれない、と書いている。
カナダサッカー協会は先日、ドローンを使って対戦相手の練習を密かに撮影したとして、FIFAから20万スイスフランの罰金を科された。また、今回のオリンピックでは、女子サッカーカナダ代表チームに6点の減点が科せられ、プリーストマンヘッドコーチをはじめとする3人のスタッフが1年間の追放処分を受けた。
報道によると、カナダサッカー協会はスポーツ仲裁裁判所に提訴し、FIFAに対し五輪グループステージで減点された6点の取り消しまたは減点を求めたという。カナダサッカー協会は、提訴の理由について、選手たちがドローン撮影に参加していないため、「不当な処分」であると説明。また、カナダサッカー協会はプリーストマンヘッドコーチらの処分に対して苦情を申し立てなかったと説明している。
現在、カナダはグループステージで開催国フランスに勝利するなど2連勝中だが、PKの影響で現在勝ち点0。それでも31日の第3戦でコロンビアに勝てば、ノックアウトステージ進出の可能性は残されている。しかし、減点された勝点6が回復すれば、カナダはグループリーグ突破を事前に確定させることになる。ペナルティーが軽減されるだけでも、彼らにとっては大きな追い風となるだろう。
Yahoo Sports Japanは、オリンピック女子サッカーのグループステージは男子サッカーのグループステージとは異なると指摘した。女子サッカーのグループ3位のベスト2チームもノックアウトステージに進むことができる。そのため、今回の控訴審の結果は、グループBとグループCの3位を争う他のチームにも影響を与える可能性がある。
カナダが勝点6を獲得して1位に浮上すれば、各グループ3位は少なくとも勝点3を獲得することになる。日本は現在グループCの2位だが、勝ち点はブラジルと同じ3。日本は最終戦でナイジェリアと対戦する。
国際スポーツ仲裁裁判所は31日に最終的な裁定を下すと報じられている。果たして最終結果はどうなるのか?日本のメディアは、現在勝ち点3しかなく、昇格が不透明な日本女子サッカーチームにとっては、注目に値する問題だと伝えている。