アンテトクンポ、グループステージで準々決勝進出の可能性残す

日本時間8月2日、パリオリンピックの男子バスケットボール・グループステージは最終ラウンドを迎え、男子オーストラリア代表はギリシャ代表と対戦した。グループステージをかけた戦いとなった。両チームが入ったグループAでは、カナダがすでに繰り上がっていたが、他の3チームの状況は非常に複雑だった。

オーストラリアは最初の2試合で1勝1敗。第1戦ではスペインを92-80で下して幸先の良いスタートを切ったが、第2戦ではカナダに83-93で敗れ、早々に進出のチャンスを逃した。この2試合、キーディのパフォーマンスは非常に安定しており、文句なしにオーストラリアの中心選手だった。ベテランのミルズは調子が良かったり悪かったり。また、ロケッツのインサイドプレーヤー、ランデールも安定したパフォーマンスを見せ、チームのインサイドラインをより確実なものにしていた。今回のギリシャ戦では、アンテトクンポのインパクトに立ち向かわなければならないため、彼のパフォーマンスもカギとなるだろう。

現在、オーストラリアは1勝1敗、ネットスコア＋2でグループ2位につけているが、それでも昇格の保証はなく、グループ最下位に転落する可能性すらある。オーストラリアは今回、若手のキーディを筆頭に、ベテランのミルズ、さらにNBA選手のランドル、ダニエルズ、エクサム、グリーンなど、戦力は相変わらず充実しているが、残念ながら今回は死の組に分かれた。

ギリシャは予選を戦い抜いたが、予想に反して死のグループに入ってしまった。グループリーグ最初の2試合はいずれも敗れ、力の差はまだあった。第1戦はカナダに79-86、第2戦はスペインに77-84。いずれも7点差での敗戦だった。アンテトクンポは孤立無援だった。彼はどの試合でも熱いパフォーマンスを見せたが、残念ながら十分なサポートを得られなかった。第1戦は34得点、第2戦は27得点11リバウンド。今回、ギリシャのロースターでNBAの選手は彼だけだった。

アンテトクンポはまだチームの勝利に貢献したいと思っている。しかし、彼にはまだチャンスがある。今回、オーストラリアに大差で勝つことさえできれば、スペインがカナダに負けたとしても、グループ2位の可能性だってある。ギリシャにとって今問題なのは、他の選手が立ち上がり、アンテトクンポをもっとサポートする必要があることだ。一人に頼って相手チーム全体に抵抗することはできない。

オーストラリアとギリシャのいるグループAはかなり複雑だ。カナダが2勝0敗で1位、オーストラリアとスペインが1勝1敗、ギリシャが0勝2敗で最下位。カナダが進出したとはいえ、最終順位はまだ不透明で、3位に転落する可能性すらある。オーストラリアとスペインにも1位になるチャンスはある。すべての結果は最終戦で決まり、各チームの運命はそれぞれの手に委ねられている。