シュローダーが世界王者をベスト4へ導くも、アンテトクンポには助けが必要
日本時間の8月6日、オリンピック男子バスケットボール準々決勝で、ドイツチームはギリシャチームと対戦する。
特にフランスとの第3戦では、シュローダーが26得点、9アシストを記録し、健闘した。さらにワグナーも26得点。この2人の傑出したパフォーマンスにより、ドイツは熱狂的なフランスのホームコートで、ついに無傷で逃げ切ったのである。
昨年のワールドカップのチャンピオンチームであるこのドイツチームは、伝統的なヨーロッパチームのチーム特性と、アメリカのガード陣のシングルスの要素を併せ持つ。シュローダー、ワグナー兄弟、テイスはいずれもNBAで長年プレーしてきた選手だ。オブスト、ヴォクトマン、ボンガなども彼らに大きな力を与えてくれる。もちろん、このチームの主軸はやはりシュローダーとワグナーJr.であり、彼らの活躍がドイツの将来を左右するだろう。
ギリシャはグループステージで1勝2敗となり、カナダに79-86、スペインに77-84、オーストラリアに77-71で敗れた。この死のグループで、ギリシャはついにスペインを退け、グループ2位の3位として準々決勝に進んだ。運命のオーストラリア戦では、アンテトクンポが20得点、7リバウンド、6アシスト、プラスマイナス値+14を記録し、チームを準々決勝へと導いた。
このギリシャチームで唯一のスター選手であるアンテトクンポは、グループステージで平均27得点、7.7リバウンド、3.7アシスト、1.3スティールを記録し、大活躍といえる。しかし、強い相手と対戦した場合、相手がアンテトクンポに対して激しいディフェンスを展開してくれば、ギリシャはそれに対処する術をあまり持っていない。オーストラリア戦では、ギリシャがリバウンドを支配していたが、これは今後チームがアンテトクンポを助ける最善の方法かもしれない。
このドイツ対ギリシャ戦、総合力ではドイツが有利だが、ギリシャにはアンテトクンポという怪物がいる。ドイツはアンテトクンポのパフォーマンスを抑え、シュローダーとワグナーがオフェンスでチームを引っ張る必要がある。ギリシャ側は、チームメイトがアンテトクンポのプレッシャーを分担し、リバウンドで良いパフォーマンスをする必要がある。総合的に見て、ドイツがこの試合に勝つ可能性は高い。