火星と地球の豪華対決、ヨキッチがチームを率いてアメリカのスターに挑む
日本時間8月9日午前4時、パリ五輪男子バスケットボール準決勝が行われ、アメリカ男子代表がセルビア男子代表と対戦する。
この準決勝は、一足早い決勝戦と言ってもいいだろう。今回のオリンピックの男子バスケは、アメリカ、セルビアともに優勝候補で、両チームとも超豪華な布陣。アメリカ代表はジェームズ、デュラント、カリー、テイタムなどスーパースターたちを中心に最強のアベンジャーズ連合を結成。セルビアは世界最強のセンター、ヨキッチを筆頭に、ボグダノビッチ、ヨビッチなども強力だ。
両チームはグループステージで対戦。その時はアメリカがセルビアを110-84で破った。この試合でデュラントは9本中8本のシュートで23得点、ジェームズは21得点、9アシスト、7リバウンドと準トリプルダブルを記録。チームでは6人が2ケタ得点をあげ、出場した10人全員が得点をあげた。セルビアは、ヨキッチが20得点、5リバウンド、8アシスト、プラスマイナス値0。セルビアにおけるヨキッチの役割はかけがえのないものだ。
エドワーズは1試合平均16.8得点の全米トップスコアラーだが、このチームの真の核はジェームズとデュラントだ。ジェームズは1試合平均13.8得点、5.8リバウンド、7.8アシストを記録し、この3つのデータはすべてチームのトップ3にランクインしている。39歳のジェームズはやはり無敵だ。デュラントは健常者キラーぶりを発揮し、1試合平均14.8得点、被打率は恐るべきものだった。最終戦を終え、デュラントは五輪で494得点を積み上げ、アメリカバスケットボール五輪史上最多得点選手となった。
最初の4試合で、アメリカ男子バスケットボールチームはほとんど抵抗することなく、対戦相手に大勝した。グループステージではセルビアに26点差、南スーダンに17点差、プエルトリコに21点差、そしてノックアウトステージではブラジルに35点差で勝利。対戦相手との平均勝点差は24.8点に達し、彼らの超強さを物語っている。
セルビアはグループステージで南スーダンとプエルトリコに勝利。準々決勝のオーストラリア戦では、一度は24点のビハインドを背負ったものの、延長戦の末に逆転し、準決勝進出を決めた。ヨキッチはこの試合で21得点、14リバウンド、9アシストを記録。チームの6選手が2ケタ得点を挙げ、ついに勝利を手にした。
ヨキッチは間違いなくセルビアの絶対的中心選手で、1試合平均19.3得点、11.8リバウンド、7.5アシスト、効率値は32。位のボグダノビッチは1試合平均18.5得点、4.5リバウンド、4.3アシスト。アメリカとの対戦を望むのであれば、ボグダノビッチのパフォーマンスが非常に重要であり、ヨキッチにはより多くの助けを与えなければならない。ミシッチは1試合平均13.3得点、5.5アシスト。アブラモビッチ、ミルチノフ、ヨビッチらもセルビアの主な得点源だ。
過去6回の対戦では、アメリカチームが5勝1敗と明らかに優位に立っている。直近の敗戦は2019年ワールドカップで、セルビアが94-89でアメリカを破っている。オリンピックのウォームアップマッチでも、アメリカはセルビアに26点差で勝っており、やはり優位は明らかだ。勝敗を左右する準決勝で、セルビアは間違いなく歓声を上げるだろう。