ハーデンが欠場し、クリッパーズは新アリーナで初の敗北を喫するかもしれない。 キングスは4連敗からの巻き返しを狙う。
日本時間10月18日、NBAプレシーズンでクリッパーズはホームでキングスと対戦する。
最終戦で新スタジアムに移動したクリッパーズは、結局ハーデンの采配でマーベリックスを110-96で破り、プレシーズン3連勝を達成した。 この試合でハーデンは12アシストを送り出し、タッチの悪さとは裏腹に優れた司令塔の風格を示した。 ハーデンのほか、デリック・ジョーンズJr.、ポーターJr.、パウエルらが比較的安定したプレーを見せた。 ここまでのクリッパーズのプレシーズンでのパフォーマンスは比較的普通。 レナードが欠場しているとはいえ、チーム全体がよりまとまっている。
クリッパーズはオフシーズンに大きな変化を遂げた。 ボールがここ数年かけて築き上げたレナード+ジョージのコンビは、ジョージがフィラデルフィアに去ったことで終焉を迎えた。 レナードは昨季終盤に負傷し、まだ回復途上。 チームはそれを支えるハーデンに頼るしかない。 オフシーズン、クリッパーズはデリック・ジョーンズJr.、バトゥーム、ポーターJr.といった選手を投入し、ウェストブルックとタッカーはチームを去った。 シーズン序盤、クリッパーズにはチームを前進させるハーデンが必要だ。
キングスは前節ジャズに114-117で敗れ、プレシーズン4連敗を喫し、ここまで勝ち星に恵まれていない。 ジャズ戦では、フォックス、サボニス、デローザンの3選手が36分以上出場し、特にサボニスは29得点、17リバウンド、8アシストと大活躍したが、マレーを除く他の選手はあまりに出番が少なかった。 プレシーズンでの4連敗は、このチームがまだまとまっていないことを示している。
かなり残念なシーズンを過ごしたキングスは、オフシーズンに大きな動きを見せた。 バーンズを3者間トレードで送り込み、ベテランのデローザンを獲得したのだ。 デローザンは35歳だが、まだまだ能力は高い。 昨季は1試合平均24得点、5.3アシストを記録した。 また、キングスはマクラフリンと契約し、モンクとの契約を7600万ドルで更新。 全体としては、フォックス+サボニス+デローザンのトライデントコンビネーションを形成し、昨季のラインナップをほぼ維持しながら大幅なアップグレードを完了した。 しかし、予想に反してプレシーズンでのチーム成績は芳しくなかった。
今回のクリッパーズ対キングス戦では、ハーデンが休養するため、クリッパーズの戦力に比較的大きな影響を与えるだろう。 キングスとしては、プレシーズンゲームで全敗しているだけに、勝って自信をつけたいところだろう。 従って、この試合だけを見れば、キングスの方が勝率は高いかもしれない。 クリッパーズとしては、若手選手のパフォーマンスに注目したい。