レアル・マドリード2-1バイエルン(アグ:4-3): 終盤のジョセウのダブルシュートで見事な逆転勝利
レアル・マドリードは準決勝セカンドレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦し、後半に交代出場のジョセウが2得点し、見事な逆転勝利を収めた。
レアル・マドリードがバイエルン・ミュンヘンを破り、18回目の欧州カップ戦決勝進出を決めた。14回の優勝を誇るレアル・マドリードが、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われた準決勝で、またしても記憶に残る大逆転劇を演じ、6月1日にウェンブリーで行われるボルシア・ドルトムントとの決勝戦を決めた。
バイエルンでの第1戦のドローとは異なり、カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームは立ち上がりからプレーの主導権を握り、ヴィニシウス・ジュニオールを前線で起点に試合を優位に進めた。
ミュンヘンで2得点を挙げているこのブラジリアンは、激しい序盤の最初のシュートでマヌエル・ノイアーを試した。38歳のGKがわずかに触っただけで低い弾道のシュートはポストの内側に当たってしまった。
ハリー・ケインが放った巧みなボレーシュートは、アンドリー・ルーニンが思い切りよくシュートを放つが、直立に阻まれる。
後半開始早々、セルジュ・グナブリーに代わってピッチに入ったアルフォンソ・デイヴィスのシュートはルニンの上を飛び、ウクライナのゴールネットを揺らした。
ヴィニシウス・ジュニオールが左タッチライン際からエリア内に侵入し、ロドリゴを狙うが、これは枠を捕らえられず。その後、ノイアーがロドリゴのカーブのかかったフリーキックに対応し、さらにビニシウス・ジュニオールが左サイドから軽快に走り込んでアクロバティックなセーブを見せた。
しかし、先制点をもたらしたのはバイエルンのデイビースのスピードとパワフルな走りだった。ケインがバイエルン陣内から放ったロフトボールに反応したカナダ代表FWは、肩を落としてアントニオ・リュディガーを欺き、右サイドに展開。
リュディガーがバイエルンのバックラインの頭上を越えてボールを供給した後、ビニシウス・ジュニオールがシュートを決めた。
試合を振り出しに戻したのは、アンチェロッティの交代選手の一人だった。残り10分を切ったところで投入されたジョセウは、ノイアーがビニシウス・ジュニオールの強烈なシュートを防ぎきれなかったとき、いち早く反応した。
年前の準決勝、マンチェスター・シティ戦でサブのロドリゴが終盤に2度シュートを放ち、逆転に成功したことを思い出させるこの34歳は、アディショナルタイムに2度目のシュートを放ち、リュディガーの低い弾道のセンタリングを押し込み、息をのむような逆転劇を演じ、6月1日にウェンブリーで行われるドルトムントとの対戦を決めた。
「彼のダイレクトプレーは常に脅威であり、マドリードに勝利を確信させた。彼のゲームへのアプローチは伝染し、数々の1対1のシチュエーションは、ホームチームにとって重要な先制点を生み出すのに役立った" -UEFAテクニカルオブザーバー