バイヤー・レバークーゼンは10人のボーフムを撃破し、全コンペティションにおける無敗記録を半世紀に伸ばした。
パトリック・シックの鮮烈な一撃でレバークーゼンが先制し、ビクトル・ボニファスがペナルティエリアからさらにリードを広げた。
後半、アミーネ・アドリがCKからヘディングで3点目を挙げ、ヨシップ・スタニシッチとアレックス・グリマルドのゴールで完勝した。
シャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンは、これで無敵の3冠達成まであと1試合となった。
もしレヴァークーゼンが次週の土曜日に行われるリーグ戦最終節、ホームでのアウクスブルク戦での敗戦を免れれば、ブンデスリーガで初めて無敗優勝を達成することになる。
バイエルン・ミュンヘンは1986-87シーズンと2012-13シーズンのタイトル獲得時に1度だけ敗れている。
来週末、ブンデスリーガ王者は5月22日にダブリンで行われるヨーロッパリーグ決勝でイタリアのアタランタと対戦し、その3日後にはベルリンでカイザースラウテルンとドイツカップ決勝を戦う。
ネバークーゼンからネバークーゼンへ
レバークーゼンが最後に敗北を味わったのは2023年5月のことだった。
その時の相手はボーフムで、2022-23ブンデスリーガ最終節にフォノヴィア・ルールシュタディオンで3-0の勝利を収めた。
しかし、15分にボーフムのDFフェリックス・パスラックが退場処分を受けた瞬間から、同じ結果が繰り返される可能性は低くなった、
パスラックはゴール前に侵入しようとしたナタン・テッラをはさみ、そのままレッドカードを提示されたのだ。
数的優位に立ったレバークーゼンは、ボーフムがシャッターを下ろす中、辛抱強くチャンスを待った。
そして41分、シックがアルトゥールの絶妙なクロスを10ヤードからスタイリッシュにシュートし、ゴールネットを揺らした。
前半アディショナルタイム、テラがケベン・シュロッターベックに倒され、PKを獲得。
ボニファスは冷静にシュートを決め、ボーフムのGKマヌエル・リーマンを突き放した。
76分には、交代出場のヨナス・ホフマンのCKをアドリが豪快にヘディングシュート。
さらにスタニシッチがボックスの角からシュートを放ち、リーマンを振り切った。
ブンデスリーガを5試合残して優勝したとき、「ネヴァークーゼン」のモンクレールは捨てられた。
3試合を残してサッカー不滅の瀬戸際に立つ今、「負けたことがない」はより適切な言葉だ。