鹿島アントラーズ、リーグ戦ホーム無敗をキープ 鳥栖ヴォルティスは移籍市場で大敗
日本時間8月7日19時、鹿島アントラーズはJリーグ第25節で降格組の鳥栖ヴォルティスと茨城県立陸上競技場で対戦する。
オフシーズン前のJリーグ第24節、鹿島アントラーズはホームでFC東京を2-1で下し、調子を取り戻した。右ウイングから名古新太郎と野々村琴がゴールを決め、FC東京の望みを打ち砕いた。FC東京戦では、今夏の移籍市場で鹿島アントラーズに復帰した元キャプテンの三都主健斗が、後半に交代出場して好プレーを見せ、中盤で相手の反撃を何度もインターセプトした。この勝利に、鹿島アントラーズのポポヴィッチ監督は試合後の記者会見で称賛の言葉を述べた:「チーム全体が良いプレーをしたと思う。我々はどんな相手にも勝つことができる。自分たちのベストを見せられたし、とても満足している。"
現在、鹿島アントラーズは13勝5分け6敗でJリーグランキング3位。首位の町田ゼルビアとの勝ち点差は5で、リーグ戦は残り14戦。また、今シーズンの鹿島アントラーズはホームでのリーグ戦12試合で8勝4分けの負けなしを記録し、攻撃面では1試合平均1.6得点、守備面では1試合平均1失点以下と、非常に良い成績を残している。しかし、シーズンオフのクラブ親善試合で、鹿島アントラーズはフルメンバーで臨んだブライトンに1-5で敗れ、士気を確実に落とした。
布陣に関しては、鹿島アントラーズの東欧代表外国人アタッカー、ミロサヴリエヴィッチがブライトン戦で正式に復帰したが、バックアップのセンターフォワード、カブリッチはリーグ前節の負傷で早々に戦列を離れ、この試合には出場できない可能性が高い。移籍市場では、鹿島アントラーズは三上健斗以外の選手を獲得しておらず、現在の布陣構成は安定している。
リーグ最終節、鳥栖ヴォルティスはホームでベテランの強豪サンフレッチェ広島に1-4の大敗を喫した。後半立ち上がりに外国人助っ人マルセロの個人技で同点に追いついたものの、広島サンフレッチェが交代を行ったことで現場の状況は逆転。鳥栖ヴォルティスは、交代選手の守備の強さが足りず、サンフレッチェ広島の攻勢に耐えることができず、結局試合終了までに2点を失い、得点のサスペンスを完全に失ってしまった。痛恨の敗戦について鳥栖ヴォルティスの河合健太監督は、チームの攻守の戦術的な違いは理解していたと認めた上で、得点のチャンスをつかむ力がない点で、両チームには一定の差があったと語った。
現在、鳥栖ヴォルティスのJリーグ順位は7勝2分け15敗の19位で、降格圏脱出まであと1勝。得失点差は13で、降格争いの主導権を握ることはできない。鳥栖ヴォルティスは今季のアウェー11試合で3勝1分け7敗、勝ち点10にとどまっている。守備陣が1試合につき2失点近くを喫しており、アウェイの強さを過信すべきではない。オフシーズン、鳥栖ヴォルティスは当初リーガ・エスパニョーラのセビージャと商業試合を行う予定だったが、チームは降格を考慮して試合をキャンセルし、多くの地元ファンを失望させた。
布陣の面では、鳥栖佐川はこの試合で本田圭佑と楢原敬樹の2人のアタッカーの力を失う。二人とも今シーズンの残り試合をすべて欠場する可能性が高い。さらに鳥栖サンドストーンは、移籍市場で菊池太一、長沼洋一、手塚康平という中盤と前線の絶対的な主力3人を放出した。獲得したのは藤枝のMF西谷拳とFC東京の縁の下の力持ち外国人FWシアーだけだった。この2人はこの夏をやりくりすることができなかった。
過去20試合の対戦成績は10勝5分け5敗で、鹿島アントラーズが心理的に優位に立っていた。今節、鹿島アントラーズはホームのアドバンテージを生かして町田ゼルビアに追いつこうとする。降格回避に躍起になっている鳥栖ヴォルティスは、移籍市場で多くの敗戦を喫しているアウェイゲームを無傷で乗り切ることができるだろうか。