北朝鮮はアメリカを1-0、日本はオランダを2-0で破って2024 FIFA U-20女子ワールドカップ コロンビア決勝へ進出。
大会初戦の開始15分でアルゼンチンから2点のリードを奪って以来、今回の北朝鮮は止めようがないという感覚があった。
強風の吹くカリで水曜日の夕方に行われた試合でも、大方の予想通り、アメリカを1-0で破って日曜日の決勝戦を戦うことを確定させた。
同じことは日本にも言える。グループステージで3戦3勝を飾ったあと、ノックアウトステージに入ってもほとんど揺るぎのない戦いぶり。オランダとの準決勝も2-0で制して最終決戦のチケットを手に入れた。
アジア対決となった決勝は、2024 AFC U-20女子アジアカップ決勝の再戦でもある。3月の試合では2-1で北朝鮮が勝利を飾っていた。アメリカとオランダは土曜日に3位決定戦を戦う。
得点:松窪真心(55分、83分)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ:松窪真心(日本)
またしても圧倒的な戦いぶりを見せた日本がオランダを2-0で葬り去り、決勝で北朝鮮とのアジア対決を演じることが決まった。
日本は前半からポゼッションもチャンスの数も一方的。だが立ち上がりには松窪真心のシュートをGKフェムケ・リーフティングが足での見事なセーブで阻み、アディショナルタイムには大山愛笑の強烈なシュートがポストを叩くなど、前半はスコアレスで折り返した。
ゴールが生まれる時には美しい形で生まれた。GK大熊茜からスタートした攻撃で5本の素早いパスを繋ぎ、松永未夢がエリア内で守備陣を振り切って松窪へラストパス。強烈なボレーでリーフティングのニアポストを破って叩き込んだ。
日本の2点目には早間美空が大きく関与。敵陣内を持ち上がる動きから絶妙なパスで松窪を抜け出させ、松窪はまたも冷静なフィニッシュで2-0の勝利を決定づけた。